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2019/05/16 イベント報告

糖質OFF入門講座


ダイエットのために、今話題の糖質オフを始めたい方!

「よし、これからは夕食の量をがっつり減らすぞー!」と意気込むのは、ちょっと待った!

同じ人間でも、ライフステージや、日々の生活、時には病気によって、必要な栄養素・必要でない栄養素は常に変化しています。糖質オフを日常に取り入れるにしても、「どのくらい制限するのか」「何を食べればいいのか」は、人によって、また時期によってもそれぞれ異なるのです。

 

「糖質オフには興味があるけど、難しそうだな!」という方のために、5/15(水)東京の新橋にて「糖質オフ実践入門講座」を開催しました!今回はその様子をお伝えいたします。講師は、「糖質OFFアドバイザー資格取得講座」監修の大柳珠美先生です。

 

まず、「糖質制限とは何か」「なぜ糖質制限で痩せることができるのか」について講義がスタート!

パンやご飯に多く含まれる糖質は血糖値を上げる唯一の栄養素ですが、医師や研究者からは、血糖値が上がると糖尿病や環状動脈疾患、がん、老化など多くの点で健康に有害であることが指摘されています。

そのため、世界の学会や研究機関は、糖質オフの食事法が健康にとってポジティブな意味があるという共通認識を持ち、食事方法のガイドラインでも血糖値を上げない糖質制限食を推奨しているそうです!

また、人間のエネルギーは、まず食べた糖質で上がった血糖、次に体脂肪という順番で消費されていくので、糖質を摂取すればするほど脂肪燃焼は後回しに!低カロリーのそうめんやお茶漬けしか食べていないのに、気づけば体脂肪で体はぽちゃぽちゃ!なんてことにもなりかねません。一方、人体を作るのに欠かせない肉や魚介、卵、大豆製品などのタンパク質は消化過程でエネルギーを消費するので、糖質と比べてしっかり食事に組み込んでも太りにくいと言われています。

つまり本気でダイエットしたいなら、減らすのは血糖値を上げる糖質、一択だということですね!

さて、講義の後は、いざ実践!

「糖質オフ」と聞くと、ただ糖質を制限するだけで良いように思いがちですが、栄養学の観点から見るとそれでは不十分!大事なポイントはタンパク質や食物繊維などの栄養をしっかり摂取した上で、エネルギー源である糖質をどのように組み込んでいくかを考えることだそうです。

参加者の皆さんには、お配りした実践シートに昨日の食事メニューを記入いただき、お隣同士でアドバイスと改善提案を行っていただきました!

例えば、「外食が多く、大食漢でダイエットをしたい方には、主食の糖質を抜いて、食物繊維とお魚、大豆製品の摂取を意識してもらう。」「小食で間食好きだけど健康維持をしたい方には、栄養価の高い良質な糖質や脂質からのカロリー摂取をしてもらう。」など一人一人の目的やライフスタイルに合わせて効果的な提案をしました。初めは「いきなり助言をするのは難しいかな?」と思っていましたが、皆さん何をどう食べると良いか、とっても上手にアドバイスされていましたよ!

最後に先生から、糖質制限だからと言って「新米が好き!日本人だからお米が食べたい!」といった文化や信条を否定する必要はなく、情緒や文化の横糸を考慮しながら、糖質制限という栄養科学に基づいた食事法を縦糸として取り入れ、うまく紡いでいくことで、理想の身体づくりの提案レシピ=1枚の布が出来上がる、というお話がありました。今回のイベントでは、価値観や食べ物への思い、一人一人のバックグラウンドを大切にしながらも、科学的観点から食事を見直し、少し改善する方法を学ぶことが出来ました!

 

今回のようなスクーリングで学んだことや、参加者の皆様同士の交流を生かして、今後ご活躍されることを当校スタッフ一同祈っております♪

 

 

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